
この記事の監修者
青山北町法律事務所 代表弁護士
松本 理平(まつもと りへい)
消費者詐欺分野で長年、詐欺業者と対峙をしてきました。消費者詐欺分野の類型や手口に精通しています。詐欺業者のウィークポイントや実態にも詳しく切り込みます。その他、全国ネットでのテレビなどコメンテーター等にてメディア露出多数
- 「占いサイトのセブンズムーンを利用して、高額な料金を支払っている」
- 「課金額が膨らんでしまったが、これって普通のこと?」
現在、インターネット上の占いサイト「セブンズムーン」について、上記のような不安の声や相談が当事務所にも寄せられています。
実際、GoogleやSNSなどの検索エンジンでは、「セブンズムーン 詐欺」「セブンズムーン 返金」「セブンズムーン 退会」といったキーワードと共に検索されるケースが増えており、利用者の間で懸念が広がっている事実が見受けられます。
もし、あなたが今の利用状況に少しでも違和感を抱いているのであれば、一度立ち止まって法的な観点から現状を整理してみることが大切です。
一人で悩んでいる間にも、業者がサイトを閉鎖したり、逃亡したりするリスクは高まります。
この記事では、占いサイト【セブンズムーン】の利用に不安を抱えていらっしゃる方に、今日から取れる解決策について、法的視点から徹底的に解説します。
目次
占いサイト「セブンズムーン」のサイト概要と評判
「セブンスムーン」は、インターネット上で運営されている占い・鑑定サイトです。
多くの方がSNSの広告や、「無料鑑定」という入り口から利用を始めていますが、ネット上の口コミや当事務所へ寄せられる相談内容を分析すると、共通した不審な点が見受けられます。
ネット上で指摘されている主な懸念点
- 「鑑定が終わらない」という声
- 「あと少しで運気が開ける」「守護霊との対話が完成する」と言われ続け、数ヶ月、あるいは1年以上も課金を継続させられているケースが目立ちます。
- 抽象的・テンプレートのような返信
- 個別の悩みに答えているように見えて、実は誰にでも当てはまるような内容の使い回しや、システムによる自動送信の形跡があるという指摘があります。
- 高額当選や支援金を餌にした誘い
- 占いとはかけ離れた、「数億円の支援金を受け取るための手続き」や「宝くじの当選番号」をチラつかせて課金を促す手法が報告されています。
これらの評判は、悪質な「サクラサイト」に見られる典型的な特徴と一致しています。
これらすべての声が直ちに「詐欺」を意味するわけではありません。
しかし、「利用者が客観的に見て不審に感じる状況が生まれている」という事実は、慎重に検討すべきサインと言えます。
悪質な占いサイトでよく見られる詐欺的な手口
占いサイトの中には、利用者の「現状を良くしたい」という純粋な気持ちを悪用し、不当に課金を促すケースが残念ながら存在します。
当事務所に寄せられる相談を分析すると、法的に問題となる可能性が高い占いサイトにはいくつかの共通したパターンがあります。
もしセブンズムーンを利用していて、以下のような状況に心当たりはありませんか?
① 終わりのない「鑑定の引き延ばし」
- 「あと一歩で運気が開ける」
- 「守護霊との対話が完成するまであと少し」
といった言葉で、鑑定の完了を先延ばしにされる手口です。
特に、具体的な結果を教える条件として「特定の記号や言葉を何度も送らせる」といったやり取りが続く場合、それは鑑定ではなく、ポイントを消費させること自体が目的となっている可能性があります。
②不安や恐怖心を煽る「引き止め」
利用者が「お金が続かない」「もう辞めたい」と伝えた途端、鑑定師の態度が急変することがあります。
「今鑑定を中断すれば、あなたの運勢は一生閉ざされる」「家族に恐ろしい災いが降りかかる」など、霊的な恐怖を植え付けることで、利用者が自分の意思で利用を停止するのを妨害する手法です。
こうした「不幸の予言」による引き止めは、消費者が正常な判断ができない状態(困惑)を作り出す行為であり、法的に問題視されるポイントです。
③ 鑑定師の正体に関する疑念(サクラの存在)
やり取りをしている鑑定師が、実はサイト運営側に雇われた「サクラ」であるケースです。
返信内容があなたの悩みと噛み合わなかったり、システムによる自動送信やテンプレートを組み合わせたような内容ばかりが届く場合、それは実体のある「占いサービス」を提供しているとは言い難い状況です。
弁護士からのアドバイス!
占いサイトにおける「引き止め」や「引き延ばし」は、単なる営業努力ではなく、法的な「不当な勧誘」に該当する場合があります。
「自分が信じてしまったのが悪い」と自分を責める必要はありません。
もし上記リストに一つでも当てはまるなら、まずはやり取りをストップし、客観的な状況を専門家に確認してもらうことをお勧めします。
なぜ「占い」なのに返金が可能なの?
「占いが当たらなかっただけなら、自己責任じゃないの?」 そう思って諦めてしまう方はとても多いです。
しかし、法律の世界には「それはさすがに行き過ぎだよね」と、消費者を守ってくれるルールがちゃんとあります。
セブンズムーンを利用していて、次のようなことがあれば、法的な解決が可能な場合があります。
「絶対に〇〇になる」という言葉(消費者契約法)
占いは本来、未来を100%保証するものではありません。
それなのに、鑑定師(もしくは鑑定師とされる人物)が
- 「この鑑定を最後まで受ければ、確実に宝くじが当たります」
- 「100%運気が上がります」
と断言して課金を促していたら、それは法律違反になる可能性が高いです。
これを法律用語で「断定的判断の提供」といいます。
確実ではないことを「確実だ」と言って契約させた場合、その契約はあとから取り消すことができるんです。
辞めたいのに「不幸になる」と脅される(困惑)
「もうお金が続かないから辞めたい」と伝えたのに、「今辞めたら、あなたの大切な人に災いが起きますよ」といった言葉で引き止められたことはありませんか?
このように、不安や恐怖心を植え付けて、正常な判断ができない状態(困惑状態)にさせて課金を続けさせることも、法律では「不当な勧誘」として認められていません。
法令解説
消費者契約法 第4条
この法律では、事業者が「将来どうなるか分からないこと」に対して、「絶対にこうなる!」と断言して勧誘することや不安や恐怖心を植え付けて勧誘することを禁止しています。
占いサイトでよく聞く「100%救われる」「確実に運気が好転する」「今辞めたら、あなたの大切な人に災いが起きますよ」といった極端な言葉があれば、この法律を根拠に「支払ったお金を返してください」と主張できる可能性が出てきます。
消費者は、事業者が消費者契約の締結について勧誘をするに際し、当該消費者に対して次の各号に掲げる行為をしたことにより当該各号に定める誤認をし、それによって当該消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示をしたときは、これを取り消すことができる。
2.物品、権利、役務その他の当該消費者契約の目的となるものに関し、将来におけるその価額、将来において当該消費者が受け取るべき金額その他の将来における変動が不確実な事項につき断定的判断を提供すること。 当該提供された断定的判断の内容が確実であるとの誤認
8.当該消費者に対し、霊感その他の合理的に実証することが困難な特別な能力による知見として、当該消費者又はその親族の生命、身体、財産その他の重要な事項について、そのままでは現在生じ、若しくは将来生じ得る重大な不利益を回避することができないとの不安をあおり、又はそのような不安を抱いていることに乗じて、その重大な不利益を回避するためには、当該消費者契約を締結することが必要不可欠である旨を告げること。
消費者契約法第四条
そもそも「占い」が行われていないケース(不法行為)
もし、サイト側が最初から占いを提供する意思がなく、組織的な「サクラ」を用いて金銭を騙し取ることを目的としていた場合、民法第709条(不法行為)に基づく損害賠償請求の対象となります。
特に、鑑定師が実在せず、あらかじめ用意されたテンプレートを組織的に送信している実態(サクラサイト)が認められる場合、それは社会通念上許容される「占い」の範囲を逸脱した詐欺的行為とみなされます。
弁護士からのアドバイス!
サイトの利用規約には「返金不可」と書かれていることがほとんどですが、法律は規約よりも強いものです。
「規約に同意したから返金は無理だ」と自分で決めつける必要はありません。専門家が法的な視点でやり取りをチェックすれば、返金の糸口は見つかるものです。
返金のために必要な準備と相談窓口の選び方
セブンズムーンでの利用を巡り、被害回復(返金請求)を検討する際には、迅速かつ適切な初期対応がその後の成否を分けることになります。
感情的な対立を避けるためにも、まずは冷静に以下の準備を進めることが肝要です。
証拠の保全
法的手段を用いて交渉を行う際、最も重要となるのは「客観的な事実」を証明する証拠です。
業者がサイトを閉鎖したり、やり取りの履歴を削除したりする前に、以下の情報を必ず保存してください。
- 鑑定師(とされる人物)とのやり取り履歴
- 「あと一文字で完了する」「鑑定を受けなければ不幸になる」「確実に高額当選する」といった、不当な勧誘や断定的な判断が含まれるメッセージのスクリーンショット。
- 決済・支払いを証明する書類
- 銀行振込の控え、クレジットカードの利用明細、電子マネー(ビットキャッシュ等)の購入時のレシートやシリアルコード。
- サイト内の登録情報・購入履歴
- マイページ画面、現在の所持ポイント、これまでのポイント購入履歴の画面。
相談窓口の役割と特徴
被害を自覚した際の相談先はいくつか存在しますが、それぞれの機関で「できること」と「目的」が異なります。
ご自身の目的(犯人の処罰なのか、お金を取り戻すことなのか)に合わせて選択する必要があります。
- 警察(捜査機関)
- 主な目的は犯人の検挙と刑事罰の付与です。
被害届の受理によって捜査が開始されることもありますが、個別の返金交渉を警察が代行することはありません。
また、口座凍結などが行われた場合、返金の手続きが複雑化するケースも存在します。 - 消費生活センター(行政機関)
- 相談員が業者との間に入り、助言やあっせんを行います。
無料で利用できるメリットがありますが、業者に対する強制力がないため、相手が交渉を拒否したり、独自の規約を盾に強硬な姿勢を示したりした場合には、解決が困難になる傾向があります。 - 弁護士(法的代理人)
- あなたの代理人として、直接業者に対して返金交渉を行います。
法令や過去の判例に基づいた論理的な主張を行うため、業者が最も警戒する存在です。返金(被害回復)という目的においては、最も直接的で実効性の高い選択肢と言えます。
理解を深めたい
警察・消費者センター・弁護士のどれに相談すべきか迷われている方は、実務上の注意点をまとめた以下の記事を参考に、ご自身に最適な窓口をご判断ください。

弁護士からのアドバイス!
悪質な運営実態がある業者の場合、時間の経過とともに会社を解散させたり、別のサイトへ資金を移動させたりする「逃げ得」を図ることがあります。
被害回復の可能性を少しでも高めるためには、手遅れになる前に、証拠を持って速やかに専門家へ相談することが極めて重要です。
青山北町法律事務所による返金サポートの流れ
青山北町法律事務所では、セブンズムーンを含む占いサイトの返金事案において、被害者の方の負担を最小限に抑えつつ、最大限の被害回復を目指す体制を整えています。ご相談から解決までの主な流れは以下の通りです。

無料相談(LINE・お電話・メール)
まずは現在の状況を詳しくお聞かせください。「いくら課金したか」「どのようなやり取りがあったか」など、専門の相談員と弁護士が丁寧にヒアリングいたします。

返金の可能性を診断・ご契約
お伺いした事実関係に基づき、法的な視点から返金の可能性を診断します。解決の見通しや費用について十分にご納得いただいた上で、正式なご依頼(委任契約)となります。

業者への返金請求通知(受任通知)の送付
弁護士が正式に代理人となったことをサイト運営会社へ通知し、直ちに返金交渉を開始します。この通知を送ることで、多くの場合、業者側は法的対応を強く意識することになります。

粘り強い返金交渉
業者が主張する「利用規約」や「自己責任」といった反論に対し、当事務所が持つ過去の解決データや消費者法規を駆使して対抗します。

和解・返金の実行
交渉によって合意に至った返金額が、お客様の指定口座へ振り込まれます。解決まで、弁護士が責任を持って進捗を管理いたします。
まとめ
本記事では、占いサイト「セブンズムーン」の評判や、一般的な占いサイトにおける注意すべき手口、そして法的な解決策について解説してきました。
占いは本来、心を豊かにするためのものです。
しかし、もしセブンズムーンの利用を通じて
- 「鑑定が終わらない」
- 「支払いが苦しい」
- 「辞めたいのに脅されている」
と感じているのであれば、それはもはや占いの枠を超えた、法的な解決が必要な事案かもしれません。
「騙された自分が恥ずかしい」と自責の念に駆られる必要はありません。
悪質な業者は、あなたの誠実さや切実な願いを巧妙に利用しているに過ぎないのです。
返金請求には、業者の逃亡やサイト閉鎖といった時間的リスクが常に伴います。
手遅れになる前に、まずは当事務所の無料相談へ一歩踏み出してみてください。

