男女トラブルを取り扱う所感

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当職は、弁護士のキャリアの初期は男女トラブルの取り扱いが中心で、相当数の案件を手掛けております。
その中で、弁護士に相談にいらっしゃるお客様によく感じることは、

①女性は一度結論を決めたら意思は変わることはない、
②男性のほうが離婚の場面ではロマンチストになりがちということです。

例えば、不貞などの明確な理由のなく女性が家を出るケースでは、男性が復縁を希望し、あの手この手の理由付けをして復縁を迫ったり、経済的優位性を強調して女性を強引に支配しようとする傾向が見られます。

しかし、このような場合、男性側が何をしても女性の結論が変わることはなく、今迄復縁に至ったケースは当職では見たことがありません。

このような状況で、法律という理論武装をして殴りあっても何もいいことはなく、ある意味ドライに双方を迅速に離婚させて人生のリスタートを早く進めさせることが法律かとしてベストなのではないかということを思っております。

当職は、離婚は嫌な配偶者と別れる目的ではなく、人生を上手くリスタートさせる手段と思っており、弁護士の役割もそのために全力を注ぐものと思っております。